ネットワークビジネス(MLM)とは? MLMの概略 モデーア(MODERE)

日本のMLM市場は1980年代では1兆2千億円、1990年代では2兆5千億円、2000年代に入り3兆円を超える市場規模になりその勢いは止まることを知りません。その内訳として近年の老齢化社会による社会構造の変化がMLM企業に追い風になったと思われます。健康保険料の高騰による代替医療の見直し、健康志向者の拡大、規制緩和など、その主力商品をサプリメント、健康食品に置くMLM企業にとってはまさに大きなビジネスチャンスが続いているのです。 そして近年、MLMで流通する商品も健康食品、美容商品はもとより、生活雑貨、

ネットワークビジネス(MLM)とは? MLMの概略 モデーア(MODERE)

MLMとはMulti Level Marketing(マルチレベルマーケティング)の略で、日本では「ネットワークビジネス」が一般的な名称です。また、他にも「ネットワークマーケティング」「コミュニケーションビジネス」「組織販売ビジネス」「リレーションビジネス」など、様々な形態で呼ばれているマーケティング手法です。

 

MLMの最大の特徴は、商品の購入者である消費者自身が販売システムに参加できる事。店舗販売ではなく口コミ(一部の企業で広告可)を重要視した紹介販売である事。一般の就職規定に比べ、学歴、性別、年齢、時間に囚われない完全実力主義の就労形態などが挙げられます。この特色の中で、多くの法人企業や個人が参加をしており、日本だけでも1000社以上のMLM企業があり、500万人以上がネットワークビジネスにエントリー、4500万人以上の人が商品の購入経験者とも言われています。海外を見れば、130カ国で2500万人以上がネットワークビジネスにエントリー、購買客数3億人以上、市場規模は世界で15兆円を超える巨大流通ビジネスです。

MLMの始まりは、アメリカで1930年代に小売り販売の一形態として誕生しました。その後、50年代にはタッパーウェア、アムウェイなどの企業が登場し、コカコーラ、ウォルマート、ジレットなどが参入。日本でも山之内製薬カネボウダイエーソニージャスコなど大手企業の参入。三基商事ノエビア、ポーラ、シャルレ、日健総本社など様々な企業が業界の第一線で活躍しています。

現在、アメリカのハーバード大学など多くの大学では1つのマーケティングの形態として紹介されており、日本でも99年度から早稲田大学を始め、大学の一般ビジネススクールMLMに関する講義が開催されています。

MLMは、法律上「訪問販売等に関する法律」(2001年6月1日以降「特定商取引に関する法律」)の中で「訪問販売」「通信販売」「連鎖販売取引」に該当します。